司会をするときに大切なポイント6つ

プロの司会者ではなくても、司会をしなければならない場面がやってくることはあります。

例えば会社のイベントや、友人のウェディングパーティーなどで司会を任される場合などです。

このような大役を任されると、重圧で思わず断りたい気持ちになります。

しかし、このような役は誰にでも降りかかるわけではありません。出来そうにない人にやらせるのは、酷な役目なので頼む人はちゃんと見ているはずです。

ですから、頼まれたあなたはすでに、その相手から見てOKサインが出ているということになります。

このようなとき、二つ返事で「わかりました。やらせてもらいます」と言える人はカッコいいです。

司会とは一言でいうと「進行係」です。必ずしも気の利いたことを言わなければならないものではありません。ポイントを押さえれば大抵の人はできます。

ここからポイントを紹介します。

司会のポイント

1.その会の目的・意義を把握する

「何のために」「誰のために」「どのような目的で行われるイベントか」その趣旨をしっかりと理解すること。

2.進行の順番を表で確認して、不安なら原稿を作成する

内容を順番にひとつひとつ終わらせて、次に進めていくことが基本になります。

必要があり進行に組み込まれているので、内容はひとつとして、洩らしたり、飛ばしたりしてはいけません。丁寧に確実に進めていきましょう。

それを確実にするために、進行表や原稿や資料などをしっかり準備します。

3.立てるべき人を理解しておく

主催者がゲストを迎えるようなイベントや、お客様をもてなすような会の場合は、主催者と招待客を区別しましょう。当然、ゲストが上位になりますので、主催者が招いたお客様として接します。

主催者側は社長であっても、基本的に敬称は省略です。

このあたりの上下関係は間違えることのないように、主催者側の担当者によく確認しましょう。

4.大きな声ではっきりと話す

大人数や高齢者や子供がいる場合は少しゆっくりと話します。特にはじめと最後のあいさつなどは、ゆっくりめに丁寧に案内をしましょう。

5.事実かわからないことは言わない

よくわからないことを、その場の勢いや推測で言うのは危険です。

間違った情報を公の場で発言するのは、主催者の責任問題にもなりかねませんので、頼まれ司会者であっても注意しましょう。

友人だけの内輪のパーティーなら笑って済まされることが多いですが、会社の一員としての立場があるときは気をつけましょう。

わからないことは確認した上で言いましょう。

6.忌み言葉に気をつける

日本は言霊思想を大切にしてきた文化があります。言葉には魂が宿っていて、発した言葉が現実を作るという考えのことです。

ですので、会社のイベントなら「つぶれる」「倒れる」ウェディングなら「別れる」「切れる」「もどる」などは避けましょう。

あまりに神経質になりすぎることはありませんが、その会にとってネガティブなイメージを想起させる言葉は使わない方が無難です。

以上、司会のポイントでした。

大役を任されたあなたを応援します!