声を発するために、重要な体の部品である 「声帯」は20代半ばから老化が始まるそうです。
お芝居で若い人が老人を演じる時に、しわがれた声を作りますが、まさにあの「しわがれ声」こそが老け声のイメージです。
声の加齢の原因は、声帯周りの筋力の衰え、発声で呼気を送り出す力が弱まることなどです。
筋力は男性に比べて女性の方が弱いので、声の劣化の始まりを感じるのも、女性の方が早いです。
声の老化を緩やかにするには、体の健康と心の健康を保つことが重要です。
声を作る声帯は、体の内部の器官ですので、体調と、心理的なストレスがダイレクトに声に反映されます。
加えてホルモンの影響や、喫煙の習慣や、喉の水分量の低下なども、声の老化には響きます。
女性は特に低くなったり枯れてきたり、変化がわかりやすいです。
声のためにできることは、心身の健康を保ち、適度に声を発し、喉を痛めたときは安静にするという、当たり前に思いつくような普通の健康を気遣うことしかありません。
また、日頃から声を出すとき、姿勢をよくすることを意識すると、体や喉の筋肉が引き締まり、若い声を長く保てると思います。
その人そのものを表す声だから、自分が好きになれる声の状態を維持していきたいものです。
エステや筋トレをするように、声についても努力次第でハリとツヤのある声量たっぷりの声は維持できます。
表現のためにはもちろん、おしゃべりもカラオケも楽しめる、いい声習慣を作りましょう。